能舞、ここ東通村には今から五百年ほど遡った頃、修験がもたらしたものであり、その行法を基調としつつ、猿楽、曲舞など中世の諸芸能を取り入れて創り出されたといわれる。今もその面影を強く残し、日本演劇史上極めて貴重な芸能であることから、平成元年三月二十日に「国の重要無形民俗文化財」に指定された。正月三ヶ日と小正月には、各集落の集会所で、夕方から深夜に至るまで開催され、式舞、武士舞、道化舞等演目が二十七番あり、それらを選曲し最終的には権現舞を演じる。一晩に十番ほど演じる。